DXの流れ|本気で競争優位を確立するための6つのステップ

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私が書きました 河上 泰之

「DXは何をどんな流れで進めればいいのだろう……?」

DXを推進したいと考えるものの、いざ始めるとなると何をどのように進めるのかなのかが分からないというお困りの声もよくご相談いただきます。

DXの流れは、簡単に言うと「競争上の優位を確立する」というゴールに向かって「仕事を作り直す」というプロセスになります。

【DXの流れ6つのステップ】

STEP1準備運動
STEP2法人を変えなければいけない、経営者としての理由を明確に持つ 
STEP3 DXの自社なりの定義を定める
STEP4目的次第で自社ビジネスの創業し直しか、新しいビジネスで稼ぐことを目指す
STEP5法人が変わる中で、その法人は何をする集まりなのかを再定義する
STEP6新しい会社に合わせて人事制度を作りなおし、新しい方針に合わせて採用する

ここまで読めば、DXを進めて行く流れが理解でき、自社ならどうアレンジしていけそうかという目処がつきます。

今回の記事でDXのプロセス設計を学び、そのプロセスをスムーズに進める自社の風土形成にも視野を向けていただければ幸いです。

1.DXの流れ:本気で競争優位を確立するための6つのステップ

DXの流れは、以下で解説する「本気で競争優位を確立するための6つのステップ」となります。

【DXの流れ6つのステップ】

STEP1準備運動
STEP2法人を変えなければいけない、経営者としての理由を明確に持つ
STEP3 DXの自社なりの定義を定める
STEP4目的次第で自社ビジネスの創業し直しか、新しいビジネスで稼ぐことを目指す
STEP5法人が変わる中で、その法人は何をする集まりなのかを再定義する
STEP6新しい会社に合わせて人事制度を作りなおし、新しい方針に合わせて採用する

具体的に一つひとつのステップについて解説していきます。

DXの流れは、以下の7ステップとなります。

1. 準備運動

社⻑は、個人としてのやりたいことを自問自答して明確にする。 組織は、変化の前の予備的な動きとして、有志で検討を開始する。

2. 法人を変えなければいけない、経営者としての理由を明確に持つ

「X年後にYになるのでそれを避ける」程度は、まだ生ぬるい。倒産を視野に入れるぐらいのことは必要。 もしくは、すごく前向きに変わることを宣言する(寺田倉庫がいい例)

3. DXの自社なりの定義を定める

(目的検討時は、寺田の事例を眺めながら、本当に何のためにDXをやるのかを考える) 2-1.何を目的とするのか (経産省版:競合に勝って生き残る) 2-2.その目的を達成するための手段は何か (経産省版:今売ってるのは時代遅れなので、売るものを変える) 2-3.固有の手段を選択するので必然的にやることは何か(経産省版:売るものを変えるので、必然的に業務や考え方も変わる)

4. 目的次第で、自社ビジネスの創業し直しか、新しいビジネスで稼ぐことを目指す

3-1.デジタル前提で全ての業務マニュアルを書き換える。が、まずは、業務量の50%減を目指して止められる業務を徹底して止めて範囲を減らしてから、変える 3-2-1.既存事業を残しながらの新規事業。20%程度ならすぐに業務を減らせるので、既存を減らしつつ、新規事業を進める 3-2-2.既存事業をやめての新規事業。タイミングは様々だが、事業が売れるうちに売却して、不要人材も手放し、かつ経営者も体をあける

↑進めるときに外部の専門家を使ってもいい。だけれど、「創業しなおし」として行うので、外注すればできるという甘えは断ち切ってから

5. 法人としての姿、形が変わる中で、その法人は何をする集まりなのかを再定義する

機能体よりでいくのか、共同体よりでいくのか。会社にとってやるべきこと、どうでも良いことは何か。合わない人材には、残念ながら退職いただく。もしくは、 別法人で新しいビジネスを行う

6. 人事制度を新しい会社に合わせて作りなおし、新人や中途を新しい方針に合わせて採用していく

法人としてのビジネスの進め方(業務マニュアル)をデジタル前提で更新しなおし、かつDXの目的に手が届きそうになってきたら、人事制度も修正する。人事制度が、実は一 番の癌。人事制度が全てを固定化する元凶なので、変える。ここまできたら、いったん一息つける(かも )

DXの推進は、まずはBETHにご相談ください

Beth合同会社はDXや新規事業案の創出、デザイン思考の導入支援などを行っています。
「新しい取り組みを前に進めたい」という意思を持っている企業に寄り添い、変革を最短距離で走り切ることで、これまで大手~中小企業など様々な企業の挑戦で成功を収めています。全体の構造を明らかにして現在地とゴールをはっきりさせ、最小限の行動で小さく現実からフィードバックをもらうBethのアプローチは、DX推進の強力なバックアップになるはずです。

インタビューやアイディア出し、プロトタイプ作成、ビジネスモデルやシステム/アプリの設計まで支援し、最終的には自社のみで自走できる状態を作ります。ぜひ一度お問合せください。

4.まとめ

今回の記事では、DXを推進するための基本の10のステップと、推進する社内の風土形成のポイントについてお伝えしました。

あらためてこの記事のポイントをまとめます。

【DXの流れ6つのステップ】

STEP1準備運動
STEP2法人を変えなければいけない、経営者としての理由を明確に持つ 
STEP3 DXの自社なりの定義を定める
STEP4目的次第で自社ビジネスの創業し直しか、新しいビジネスで稼ぐことを目指す
STEP5法人が変わる中で、その法人は何をする集まりなのかを再定義する
STEP6新しい会社に合わせて人事制度を作りなおし、新しい方針に合わせて採用する
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